「伝説のお母さん」は現実がよく見えるファンタジー(ネタバレ感想)

(とかいうタイトルにしてみたら「ファンタジーなのにリアル」ってコピーついてた)
ほんとこれ一旦ファンタジーの視点を通すから逆に客観的に現実が見えるのと、数々の細かく実感のこもったエピソードがリアル。

Twitterで概要知ってて Amazon Kindle Unlimited にあったので小躍りして読んだ。
魔王から世界を救いたいお母さん魔法使い、だが保育所が空いていない!
設定から面白いのに育児の大変さのリアリティ、クッソ腹立つ無理解とキャラの魅力、ファンタジー×育児問題の面白さ。

何かしらの問題の描き方としてすんごい良い塩梅だな~~リアリティと問題提起がっつりなんだよ、でも破綻したり説教臭かったりしないの、むしろこのタッチだからこれだけ分かりやすく踏み込めてるのかなっていう。

仕官さん→お母さんとか矢印のさりげなさステキ~~でもあっさり~~(笑)
もう正直離婚して仕官さんとくっついてほしかったよね

話としては夫が仲間になってこそだとは思う。
話しても分からない人はいるけどここは希望あるサンプルを見せて欲しいとこだよね……
夫にもうちょっと応援したくなるところがあったらいいんだけどね……

神官の性格の悪さには度々「アッほんとに性格悪い……アッこれマジ悪い……」てなったけどなんか嫌いになれず。ご本人も囮に使おうとか言われたりしてるしな……

拳闘士は神官の性格悪さを御せるっていうか格上っていうか……部屋割エピソードだけで関係性ちょう分かりやすい……

後輩ちゃんの愛憎と魔王のホワイトっぷり、身の振り方としては賢かったのでは勇者とあーウンいるいる……な夫、ナイスパスなシーフ姉さんに事務員さんまで好感度上げてきてあーみんなよかった……

現代日本的な固定観念の無い社会としての魔界からのツッコミには「そうだもっと言ったれー!!」ってなった。

人間って愚かだな??

あの人たち客観的だからすごい我に返る……。

絵柄がおかわいらしくて産後太りお母さんのなんともいえないふっくらキュートさ、ドット使いはもちろん全体解像度高くない感じの絵でファミコンぽさある~

そしてこの終わり方完璧か。
冒険を振り返って涙しながらエンドロールを見たい。



この内容ブログでも読めるんね
いっぱいかあさん

書籍版

書籍化・電子書籍についての作者さんの考え方や経緯のnoteも面白かったので
「伝説のお母さん」書籍化までの日々と、電子書籍を個人出版にした理由と、その手順とか