コミックエッセイ「家族が片づけられない」感想

井上能理子さんのコミックエッセイ「家族が片づけられない」読了メモ。

ツイッターでたまたま気になってフォローした人が著者の別名義・小池未樹さん(@monokirk)で、コミックエッセイも描いてらっしゃるの……えっpixivでも見かけてた「同居人の美少女がレズビアンだった件。」もこの方なの……ってなったので読んでみた。

あと片付け問題と家族の問題……アンテナ立ってるとこに複数絡むと手を出したくなるな……!

あらすじ

うつになりかけた著者が休むために実家に帰るとそこはゴミ屋敷だった。
でわっしょいわっしょい片付けていくのだけど、片づけるほどに何故か著者と家族の抱える問題が出るわ出るわ。

断捨離といい片付けといい何かとそういう話にはなるよね……!
部屋の様子は心の様子、捨てられないのは精神的にカタのついてないもの、逆に物理的に捨てることからメンタルの整理にアプローチできるとかとか。

だからこそブームに終わらず需要があるし、それぞれ思ったより人生の深い話にまで発展してるという。

片付けからの家族の問題 刺さったところ抜粋

「冷たい」
「僕のことバカにしてるんだろ」
「ノリコばっかりいい思いしてサイアク」
一番実感を持って「うわあ……(ノノ)」ってなったのは、生活に困るレベルで色々できない家族にちゃんとしてほしい著者と、何故か総じて著者への攻撃に転じる家族3人。

アッもう今文章打ちながら心がえぐれた……心当たりがありすぎる……_:(´ཀ`」 ∠):_
何が辛いってどっちの立場も覚えがある。いや常にどっちの気持ちも持ってる。

このご家族達は皆なぜかいわゆるまともな生活を保てなくて、健康を害するゴミ屋敷だったり借金作ったりそれでいて問題意識がなさすぎたり。

そりゃ怒るわー「?????!?!?」ってなるわー。というか改善しようとしない訳にはいかない。健康と金問題は「どうなろうと自分の勝手だろ!!」て話じゃないんだよ!!!
「勇気を出して離れる→にっちもさっちもいかなくなってこっちにしわ寄せ」
なるー! そうなるー!! 分かるー!!
離れろって言われたり離れるなって言われたりで試行錯誤してどれもうまくはいかないー!(胃を押さえながら)

一方何を言われようとできない人はできない。分かってる、うしろめたい、でもしないというよりできない。そこに攻撃で攻め込まれたら多くの人間は攻撃で返すか逃走するわな。既にそこから建設的な話ができない精神状態だからこその惨状だもの。

汚部屋片付けストーリーで心配されるところだけども当人が変わらない限り「汚部屋になっていくこと」は避けられない当然の結果であり常態なんだよね……本人にとってそれが普通なのかもしれないのよね……おそろしい……
「それより自分のことを考えなさい」
「毒を出してどうなるかは アンタじゃなくてその人たちの問題だから」
「その人たちに労力を割かないと被害が拡大する」とか「詰まるところ自分がそうしたい/そうしようと判断したのだ」とかいう部分はきっとどうしてもある。

でも基本まず自分のことを整えるのが重要だし、人の問題を無意識にすべて自分の問題としてしまわない方がいいと思う。
「一番捨てられない片づけられない私の問題は 家族だ」
「見えないことにしておきたい でも失いたくはない」
もうやめてェー!!

ハッ……私は一体何の話を読んでいたんだっけ……

という塩梅なのでこのへん心当たりのある人には興味深いかもしれない。
他にもところどころドキッとしたりほっとしたりする言葉がありました。